最先端テクノロジーの祭典!CES2019潜入レポ②(メイン会場編)

CES2019潜入レポ①では、そもそもCESとは?からはじまり、Eureka Parkでみつけたイケてるプロダクトを紹介した。まだ見てない方は、これを見る前に読んでおくといいだろう。最先端テックの祭典!CES2019潜入レポ①(Eureka Park 編)

今回はメイン会場編ということで、Eureka Park以外の会場で特筆した製品を満遍なく紹介しよう。

目次
1.韓国企業の勢いに驚愕
2.中国メーカーは?
3.OCEAN TECH?
4.未来の移動手段
5.Smart Kitchen
6.Smart Sleep
7.Smart Fitness Tech
8.3Dホログラムサイネージ

韓国企業の勢いに驚愕

筆者の頭に強烈に焼き付いているのといえば、韓国企業ばかりだ。日本企業は相対的にみて完敗。誤解を恐れずにコメントすると、日本企業で生き残れている家電メーカーはパナソニックくらいだったのでは。他のメーカーは、日本の家電量販店みたいな展示方法で、あっ!懐かしい場所に来たな。と、思ったと同時に虚しくなった。

LG

LGブースに入る前に、OLEDという曲げられるディスプレイの技術でつくられたGigantic OLED fallで圧倒された。ディスプレイの仕方、技術、動画のコンテンツで、参加者を圧倒していた。(本記事トップの写真を参照)

Samsung

おっと思ったのは、”The Wall”だ。マイクロLEDという注目のテクノロジーで、タイル状のモジュールを組み合わせ様々な大きさに変えることができます。一言で言うと、壁に収まったテレビ。このような技術が発達すると、将来的に壁に照明器具が埋め込まれ、通信機器等もすべて壁に吸収され、床にはセンサーが張り巡らせ、健康診断に行かなくても自分の健康データ等を管理できる時代は近いかもしれないと妄想させられた。

Samsungブーストは別にGallaxy自体での展示があった。展示の仕方、証明、人の配置、BGM、インタラクションできるマシンなど、どれをとっても一流。日本が見ならうひつようがあるのが、欧米文化にきちんとなじませている点だ。日本であれば、日本らしくあれ、海外の人から見た日本は着物、まつり、神社など伝統的なものだから、それを彷彿とさせるデザインにしたりしがちだ。しかし、実際、海外の人からするとどうでもいい。韓国企業は、すでにグローバルで成功しているだけあって、そういう多くの海外進出する日本とは違い、韓国という国の伝統なるものは意識せず、完全に欧米化した雰囲気を作り出していた。もちろん、自国としてのアピールも重要だが、これくらいしないと人は集まらないだろうと確信した。

中国メーカーは?

ROYOLE

さて、気になる中国メーカーはどうだっただろう。一社目は、ROYOLE社だ。この会社はイノベーティブだった。OLEDはLGが本家本元のように感じるが、おそらく引けをとらない。折りたたみができるスマートフォンのFlexPai柔派はイケている。(日本人からすると、ネーミングが気になるが。)今後のスマートフォンは確実にOLEDのものが主流になるのだなと感じた。他には、曲がるサーフェスがあらゆる商品に付けられており、まだしっくり来るものが開発者もないとおもわざるをえないほど、無理やりつけている感が否めなかった。例えば、女の子がもつポーチのサーフェスとか。しかし、応用の仕方はたくさんありそうなので、今後が楽しみだ。

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他にも、AMOLEDというテクノロジーをつかった世界一薄いフレキシブルなディスプレイ。オーシャンテック(勝手に命名)の分野でも中国系メーカーをたくさんみた。筆者はオーシャンテックにも注目しており、次のドローンだと思っている。代表的なところだと、WAYDOO、SUBLUEなどがある。

WAYDOO

深センベースの会社で、代表的プロダクトはこの波無しでもできるサーフボード、The Waydoo Flyer。前からしってたけど、すっごい使ってみたい!

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SUBLUE

天津ベースの会社で、水中スクーターを提供している。綺麗な海で使ってみたい商品だ。競合としては、ROBOSEAという会社だろう。

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未来の移動手段

Segway

一時期、海外とかの観光地にいくと、セグウェイツアーなるものがあって、いつか試したいとおもってた。現在のセグウェイでは移動マシンのラインナップが豊富になっていた。現在はまだ人間のライフスタイルにセグウェイという移動手段は組み込めていないが、ここまで多くの製品を作って試しているのであれば、将来的にかなりの確率で普及するかもしれない。

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ひとが乗れるドローン。これで警官がパトロールしてる未来は近そうだ。

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自動車メーカーのメディア露出が高まって、CESといえば車関連と考えてしまうくらいに勢いがある。今回は残念ながらトヨタは参加していなかった。

まずはベンツ。

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つづいて、Audi。

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他の企業は未来的な展示をするなか、日産はみんな作業着をきて、展示の仕方も日産の製造工場にいるのかと錯覚した。あまり個人的には魅力的ではないと感じたのが正直なところだ。(B2Bよりの展示だったというのもあるだろうが。)

Smart Kitchen

Whirlpool

大手企業がスタートアップを買収や提携して提供するサービスが多かった印象。WhirlpoolはYummlyというレシピサイトの会社を買収し、スマートオーブンや電子レンジを紹介していた。すごいのは、フードイメージリコグニションとアルゴリズムにより、食べ物それぞれを検知して時間と温度を自動で設定して調理してくれることだ。

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Smart Sleep

筆者も健康を軸に構えているだけに、意外と見落としがちな睡眠というのは、食事・運動と同等以上に重要だと認識している。AirWeiveの宣伝で錦織圭選手も言っているのも記憶に新しい。一人ひとり体格も、頭の形も違う中、大量生産の今の世の中だと既成商品でまかり通っている。全く自分の体にあってない寝具で寝ていたら睡眠の質が低下し、疲れが取れず、体の調子もわるくなり、最悪の場合メンタルまでやられてしまう。そんな現状のペインを解決するSmart Sleep、かなり注目集めていた。

Sleep number

Sleep Number社のベッドを体験した。体験自体は、実際にベッドに寝転がって1分ほどで終了したからまだまだわからないことだらけだが、プレゼンを聞く限り、筆者が不満に感じていたことが結構解決されていそうだった。このベッドでは、マットレスの硬さ調節に加え、動きを検出して寝返りを打った時等に必要な高さ調節も自動で可能。ここまでは結構考えられていそうなものだが、カップル向けの課題解決までしていたので、感心した。なにかというと、体重の異なる男女で寝ていると大抵の場合、マットレスが思い方に偏って、沈むという問題が起こる。この問題も見越して、すでにテクノロジーで解決しているのだ。(詳しくはホームページ参照)

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Smart Fitness Tech

JAXJOX

意外と使わないけど全身トレーニングもできちゃうケトルベルをスマート化したもの。ベルビュー発(ビル・ゲイツの家があるところ)の会社で、ひとつのケトルベルで設定を変えることでウエイトを調整できる優れものだ。(ウエイトの調整は、12lb-42lbのレンジで6lbずつ)これにより、いままで何種類ものケトルベルをもっていてスペースをくっていた課題も解消できる。またBluetooth連動でなんレップやったのか、どれくらいの速さでやったかをアプリにレポートして改善策も提示してくれるのだ。たまだケトルベルだけだけど今後は他の製品にも同じような技術つかって展開していくのと、これを使ったHow to 系の動画をアップしていくそうだ。創立1年位のスタートアップなので、かなり注目だ。

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HEALBE

CESで最も驚いた商品の一つだ。トレーナーをつけず個人でボディメイクしていると、カロリー計算とか、どんな栄養がたりないのかとか、かなり面倒だ。そんなペインを解決してくれるのが、HEALBEが提供しているGoBe2というカロリー摂取量を自動でトラッキングできるスマートバンドだ。トラッキングの正確さは90%近くあり、UC Davis(栄養関連でかなり有名校)にも立証されている。

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3Dホログラムサイネージ

Kino-mo

HYPERVSNという3Dホログラムサイネージの商品。新しい形の広告の一つとして、今後は3Dでみせていく時代がくる。担当者に説明を聞くと、映し出したいネタをネットであげると、Kino-mo社のサーバーにはいり、それをこのデバイスで3Dとして映し出すことが可能になる。

まとめ

CES2019に参加する前は、テクノロジーで真新しい技術進歩はないし、そこまで得るものとか感動とかは無いと考えていた。しかし、実際に参加してみるとここでは伝えきれないほどに、感動する商品がたくさんあったのが事実。テクノロジーとして真新しいのはたしかに無いかもしれないが、普及しつつある先端テクノロジーを色々な形で課題解決につなげているのだ。今回、理由がありCES2019参加できなかった方も、本記事を通して疑似体験していただき、是非来年のCESに実際に参加することをおすすめする。