【連載】芸術に触れて男のツヤを出そう!ニューヨーク美術館訪問レポ①グッゲンハイム美術館(Solomon R. Guggenheim Museum)

学生時代に毎週のように銀座の画廊に通い、シャガールの絵画をみていたことを思い出した。西洋絵画が好きで、特に海外旅行にいくと必ず美術館巡りを予定に組み込んでいた。東京の美術館は非常に混んでいて全然リラックスできないので(特に超人気アーティストの作品等)、たまに好きなアーティストの作品が展示されるタイミングでいくくらいであった。

しかし、ニューヨークに住み始めてからは、美術館訪問がライフスタイルの一部となってきた。何も集中できないときにフラッと訪れてデザインやクリエイティブのインスピレーションをもらったり、単純に心を無にしたり。そこで、本連載では、ニューヨークにある美術館の基本情報、豆知識、個人的な学びを紹介していこうと思う。ニューヨーク旅行のときに役立ててもらえれば幸いだ。

フランク・ロイド・ライトが建設

フランク・ロイド・ライト
フランク・ロイド・ライト氏

二ューヨーク・マンハッタンのアッパーイーストサイドにあるグッゲンハイム美術館(Solomon R. Guggenheim Museum)。周りからの評判通り素晴らしい美術館だった。建築自体がメインであるかのような美しさで、有名建築家のフランク・ロイド・ライト氏(Frank Lloyd Wright)が手がけている。米国のモダニズム建築は彼なしには理解できないと称されているほどの建築家だ。彼の建築の特徴は、オーガニックで自然の美を模倣するだけでなく、連続性を大切にしている。この美術館は、彼の最後の建築物のひとつであり、完成までに15年を要し、亡くなった6ヶ月後の1959年に無事オープニングされた。惜しくも、彼自身はこの完成形をみられなかったようだ。また、提案当初は逆さまのZiggurat(古代メソポタミアにおいて、日乾煉瓦を用い数階層に組み上げて建てられた巨大な聖塔。)と認識されていた。

待たずに入場する3つの攻略方法

Culture Pass

建築物の凄みを肌で感じながら、建物入り口につくと入場に20−30分くらいかかる列ができており、せっかちな筆者はいかに待たずに入れるかを模索。結果として、3つほど攻略方法をみつけた。

  1. メンバーシップをとる
  2. チケットをオンラインで購入する
  3. カルチャーパスを持参する

今回1番も3番も選択肢がなかったので、2番の選択肢を選ぶことで、長ーい列をすっとばして並ばずに入ることができた。もしニューヨークに住んでいて、いく前にこの情報をみているのであれば3番は必ず持っておいたほうが良いだろう。(詳細な取得方法については、カルチャーパスのリンクを参照。)多くのニューヨークにある美術館が無料で入館できるというものだが、時期によって無料だったり単なるディスカウントだったり、いく前にかならず確認はしておこう。

建築物

グッゲンハイム美術館(Solomon R. Guggenheim Museum)

中にはいると、切れ目のない螺旋がトップまで広がっており、圧巻。何も知らずにいつもどおり最上階まで行って下に降りていくスタイルで鑑賞したが、この美術館ではこれが正しいルートであった。もし行かれる方は、最上階から降りるルートで鑑賞することを覚えておいてほしい。

Coffee shop in グッゲンハイム美術館(Solomon R. Guggenheim Museum)

これは建築途中の写真であり、美術館の中にあるカフェに展示されている。この建築物の説明を読むと、彼のプロフェッショナリズムに感銘を受ける。工事現場の職人に彼の真に意図することを正しく伝えるため、700枚のスケッチと6つの異なる建築図面を描くことを怠らなかったそうだ。建築は専門分野ではないので、何枚のスケッチと何種類の建築図面がスタンダードかはわからないが、並大抵のことではないだろう。

展示品

私が訪問したときは、ヒルマ・アフ・クリント(Hilma af Klint)がメインで、他にもマネ、マティス、ドガ、ゴーギャン等の有名アーティストの展示もあり、とっても洗練されてた。正直、ヒルマ・アフ・クリントの作品は、筆者の好みではなかったが、非常にスピリチュアルで、図形なのか、美術なのか、分子原子がかかれているのか、宗教のなにかなのか、いろいろな思考を巡らせた。

写真の左から右にかけて、幼少期→ユース→大人→老人といった人間の成長段階を表わした作品。この作品がヒルマの中のハイライトゆえ、記念撮影スポットになっていた。

作品名:The Ten Largest by ヒルマ・アフ・クリント
作品名:The Ten Largest by ヒルマ・アフ・クリント

グッゲンハイム美術館は、建築物、アートともに一級品だ。アートやデザインに興味がないとしても、どこか惹かれるようなそんな美術館だと思う。いままで海外旅行に行くたびに必ず美術館には訪れている筆者だが、確実にトップレベルの美術館なのは間違いない。ニューヨーク美術館訪問の連載2回目も近日公開予定なので、お見逃しなく。