リモートワーカー必見?オンラインでブレインストーミングを可能にする「MURAL」

インターネットの発展とネットワークの処理速度などITインフラ面の向上に伴い、アメリカのフリーランサー率は人口の40%を超えている。日本でも近年フリーランサーの数は増え続け、厚生労働省によると現在人口の10%弱(1000万人前後)にも及んでいる。このようなトレンドに加え、働き方改革で出社を遅らせて通勤することや、サラリーマンでも自宅で仕事をするなどリモートワークは既に珍しいことではなくなっている。

このように進化しつづける現代の働き方だが、実際に仕事の仕方はどうだろうか。リモートワークと実際にオフィスで対面で行う作業を分けている人も多いのではないだろうか。そのうちのひとつが、ブレインストーミングなどの複数人でアイデア出しをする作業だろう。これに関しては出社して行わないといけない、実際にホワイトボードを用意し、大量のポストイットを購入して、ステークホルダーを全員同じ場所に集める必要があるだろう。しかし筆者が住むフリーランス大国アメリカでは、日本ではまだ対面でおこなっている共同作業なども、オンラインで行う風潮になっている。そこで今回は、リモートでブレインストーミングなどの共同作業ができるツール「MURAL」を紹介しよう。

MURALとは

MURALとはオンラインでブレインストーミング、シンセシス、そして共同作業のためのツールだ。プランとしては新規であれば30日間は無料で使えるが、基本的にはサブスクリプションで、最安で毎月12ドルから用意されている。デジタルのポストイットをブランクページに貼っていく事もできるが、多数のフレームワークが存在しているので、それを活用する事もできる。そして、上記の写真を見てもわかるように、口頭や文字では伝わりにくいことはビジュアライズもできるのでとても便利だ。

mural frameworks
多数のフレームワークが存在する(出典:mural.co)

大手のグローバル企業にも大人気

デザインコンサルティングの代表格IDEOをはじめ、デザイン部隊を持つIBMやAuto CADを提供するAUTODESKなど名だたる企業も導入している。実際に、私の通っていたデザインスクールでも提携していて、学生は無料で使えていた。

また、本ツールは基本的に英語しかないが、簡単な単語しか使われていないので英語がとんでもなく苦手という人を除いて、基本は苦労せずに使用できると思う。一応、調べるとGoogleストアやMural for Windowsなどもあったのでアプリをダウンロードしたい場合はそれも可能だ。(筆者はウェブベースで使用している。)

Promising clients
大手グローバル企業のほとんどが導入

おすすめ機能と使い方

使い方は非常にシンプルだ。今回はブレインストーミングを例に簡単に説明しよう。まずはブランクページやカテゴリーごとに分かれているフレームワークを選択しワークスペースを作り、一緒に作業する人を招待する。同じ時間に共同作業する場合は、ZoomやSkypeなどのオンラインビデオのツールも一緒に使うと、同じ場所にみんなで集まる場合とほぼ変わらなくなる。そして、全員が揃ったら、実際にポストイットを使ってアイデアを出していく。ここで、使えるツールとしておすすめは”タイマー”だ。このような作業は時間制限を掛けたほうが効率的かつ程よい緊張感をもつことができる。アイデア出しが終了したら、グルーピング、そしてシンセシスに入るだろう。そこで使える機能としては、”デザインツールのレイアウト”を行うことで綺麗にグルーピングができる。そして、”投票ツール”だ。この投票ツールにより、アイデアのプライオリティをつけることができ、アイデアを統合したり絞り込んだりする作業を助けてくれる。そして完成した作業ボードはいつでもオンラインでアクセスできることに加え、エクスポート機能でPDF化もできるので、そのまま経営会議などの報告にも使える。

introducing some functions
カラフルなポストイットや記号・矢印、フリーハンドツール、タイマー、レイアウトツールなど
Voting tool
投票ツールの集計結果も非常に見やすい

いかがだっただろうか。「今まで対面でしか出来なかったことがリモートでできるなんて最高!」と、思った人もいるのではないだろうか。これであなたも世界のどこにいても仕事ができる本物のノマドワーカーの一員だ。またアメリカで流行っている便利ツールなどあれば紹介していこう。