海外出張・MBA留学直前にサクッと確認。ファイナンス必須英単語集① (損益計算書編)

読者の中には、将来経営に携わることを目標にファイナンスを学びたいという人も多いのではないだろうか。特にグローバルで活躍したい人は、経営に関する意思決定をする際に、英語でファイナンスについて議論する力が求められる。しかし、最初から1人でファイナンスを英語で学ぶのは、かなり大変だ。筆者も海外スタートアップのM&Aプロジェクトでファイナンスの重要性を知り、何回も自習に挑戦したが苦戦し、恥ずかしながら、しばらく曖昧な知識のまま過ごしていた。

のちに海外MBAの授業で、英語ネイティブかつ元大手会計系コンサル出身のクラスメイトとグループスタディをする中で気づいたのだが、英語でファイナンスを学ぶ難しさは、同じ内容のものを色々なボキャブラリーで表現することにあると気づいた。例えば、Income statementはPLともStatement of Operationsとも呼ばれる。こういった前提知識がない状態で、いきなり海外でMBAの授業やビジネスミーティングにいくと、途中から何の話をしているのかわからなくなり、完全についていけなくなる。

グループスタディ
海外MBAの醍醐味でもあるグループスタディは、時に授業よりも学びが深くなる

そこで今回は、筆者が海外MBAで学んだファイナンスに関連する英単語を簡単に紹介し、読者の方々が将来、筆者と同じような苦しみを味わうことのないように手助けできればと思っている。

この記事では、決算書(Financial statement)を構成する、①損益計算書(Income statement)、②賃借対照表(Balance sheet)、③キャッシュフロー計算書(Cash flow statement)のうち、まず損益計算書について紹介していく。


損益計算書(PL/Income Statement)とは

そもそも損益計算書とはどんなものなのか、最初に確認しよう。損益計算書の目的を一言で言ってしまうと、その会社の収益力を見るためのものである。
日本ではPL(Profit and Loss)という呼び方の方が馴染みがあるだろうが、アメリカではIncome statementという呼び方も一般的だ。また、一定期間の経営成績が表されるので、Statement of opeartionsとも呼ばれる。記載されている内容は、主に、①収益(Revenue)、②費用(Expenses)、とその差額である③損益(Profit and Loss)の三つだ。では早速、必須英単語を見ていこう。


必須英単語集

収益(Revenue)関連

収益(会社に入ってくるお金全体)
Net sales = Total revenue
*ちなみにNetとGrossは別物で、Netは正味、Grossは総量。

売上高(本業から得たお金)
Sales

営業外収益(受取利息=Interest income等)
Non-operating revenue = Non-operating income

特別利益(固定資産売却益等)
Special income


費用(Expenses)関連

費用
Expense = Cost

売上原価
Cost of goods sold = COGS = Direct expenses = Cost of Sales

減価償却費
Depreciation and Amortization
*Depreciationは、工場や機械、車等固定資産に使われる。Amotizationはソフトウェア等の無形資産に使われる。


損益(Profit and loss)関連

損益
Profit and loss

当期純利益(税引前当期純利益から法人税、住民税及び事業税を引いた利益)
Net earnings = Net Income

当期純損失(税引前当期純利益から法人税、住民税及び事業税を引いた損失)
Net loss

支払金利前税引前利益
Earnings before interest and taxes = EBIT = operating Income
*EBITは、EBIT = 税引前当期純利益 + 支払利息 - 受取利息で計算できる。

利払い前税引き前減価償却前その他償却前利益(正直、日本語で使うことはない)
Earnings before interest, tax, depreciation, and amortization = EBITDA
*EBITDAはEBITDA = 税引前当期営業利益 + 減価償却費で計算できる。


以上で一旦、損益計算書編は終わろう。ここのある英単語たちは完全なリストではないので、あくまでスタートポイントとして使って欲しい。ただ、本当によく使う単語を抽出したので、出張前や授業前に、サクッとこの記事を見ておくと最低限の会話にはついていけるだろう。次回、賃借対照表編をお楽しみに!